ダブルクラッチ

ダブルクラッチのキャンペーンモードをコンプリートしました。ダブルクラッチはプレイヤーがCIAの特殊工作部隊の隊員として核兵器密売グループ挑むXbox360用FPSのゲームです。

ストリー

CIAの特殊工作部隊のベテラン隊員グレイヴスとルーキーのラングは核兵器の密売グループを追い、グループから核兵器を奪取するため困難なミッションに挑む。

キャラをプレイ中に切り替えできる

ダブルクラッチの特徴として、キャンペーンモードでは二人の登場キャラクター(グレイヴス、ラング)の操作をを交互に切り替えることができる、と言う点でしょう。キャラの切り替えはプレイ中リアルタイムに切り替えることができ、Xbox用のブルートフォース(ちょっと古いですが)のような切替システムとなっています。実際に切り替えてみると二人のキャラの間をプレイヤーの視点(カメラ)が移動して気持ちいいです。ただ、あまりに頻繁に切り替えると酔いそうになりますが。
このシステムによりシングルプレイでも細かい位置取りをしながらゲームを進めていくことが可能です。また、エージェントオーダーも併用することにより、例えば一人を狙撃ポイントへ移動して待機させ、もう一人で潜入する、ということもできます。

もう一人に指示ができる

エージェントオーダーによりプレイヤーが操作していないもう一人のキャラクターに対して移動や攻撃などの命令を出すことができます。オーダーにはカーソルで指定した場所に移動、グレネード投擲、制圧射撃、サブウェポンでの攻撃等多彩ですがキー操作が複雑なのでリスト選択式の方が良いですね。
一番困るのはもう一人のキャラが今どのような状態なのか把握しにくいことでしょう。行動中は何も表示されないので追従に切替忘れて一人で先に進んでしまうことが良くありました。

AIはイマイチ

AIはレインボーシックスのそれと比べて賢くは無い様で、特にエージェントオーダーにおいては時折妙な移動経路を取ったり、とんでもない所に手榴弾を投げたりして敵に見つかり、想定していた作戦と裏腹に窮地に立たされるきっかけになってしまいます。また、積極的に攻撃するか、反撃のみかの指定ができないので勝手に攻撃してしまうこともあります。

武器は固定

このゲームでは武器を自由に選択することはできず、キャラによって所持武器が決まっています。これは性格の異なる武器を持たせてキャラ切替を楽しんで貰おう、という配慮かもしれませんがこの手のゲームとしては?です。ちなみにグレイヴスはスコープ付きアサルトライフル、ラングはマシンガンという構成になっています。
武器自体は変更できませんが、ストーリーが進むと武器の機能が増えて、アサルトライフルにショットガン(!)が付いたり、マシンガンにグレネードランチャが付いたりします。マシンガンは肩当て(だったと思う)が追加されてから俄然命中率が上がり、それ以降は基本マシンガンで全然問題ないです。アサルトライフルはどういう訳か常時単発でしかも火力が弱いため、ものすごく遠距離から狙撃したり、サイレンサーを使って静かに攻撃する時以外は必要ありません。

救助は難しい

ダメージを受けて倒れた味方は一定時間以内に治療することにより回復し、戦線に復帰できます。ただし、二人同時に倒れるか、治療が間に合わず死亡した時はゲームオーバーになります。自分が倒れた場合はもう一人に切り替えて治療しに行くか、味方に治療を依頼することもできます。しかし、このゲームは二人しかいないので治療中は誰も守ってくれません。もう一人が倒れる時は敵の集中砲火を浴びる場所なので敵の制圧が終わらないと治療を行うことが難しく、AIに突っ込ませると余計手間が掛かることになります。せめてもう一人いれば治療中に援護させることもできるのでもう少し積極的に使えるのですが。

ビークル

ステージによっては戦車やホバークラフトが使用できます。しかし、戦車は一人だと移動しながらの攻撃ができません。戦車を効果的に使うにはもう一人にも搭乗してもらった方が良いでしょう。でも戦車に乗ると敵がRPGを撃ってくるので対戦車戦と単に移動手段として利用し、敵陣地に近付いたら降車して戦う方が楽かも(笑。

まとめ

レベルはノーマルしかやっていませんが、物量で攻められて難しいステージ(最後の将軍確保とか)や時間制限があって難しいステージ(毒ガスの所とか)等もありますが、全体的に難易度は低めです。

ゲームの出来としてはイマイチだと思います。不出来なAIを先行させるより自分が先導した方が面倒が少ないこと、マシンガンの方がオールマイティに使える妙な武器バランスのため途中からほとんどラングだけを操作して、グレイヴスは後ろから援護して貰うスタイルでプレイしていました。確かに操作キャラ切替とエージェントオーダーの組み合わせ自体は面白いと思いますが、それを生かせるだけの完成度とバランス設定が無い、ということだと思います。
ボリュームについても少々物足りない点も難点かと。休日二日あれば十分終わってしまいます。それと、キャラを動かすと発生する視線揺れがオフに出来ないのもマイナスです。私はFPSに慣れているので問題ありませんでしたが、それでも揺れは大きいと感じました。人によっては3D酔いで辛いと思います。

最後にちょっと攻略のヒントを。最後のステージにある将軍確保では広場みたいなところで無限に出てくる敵兵と戦車が難関です。まず、手近の敵を倒しながら反対側の壁際まで一気に突っ切ると戦車が出てきます。戦車が発砲を始める前に引き返してロケット弾の弾薬がある部屋へ逃げ込めば戦車をロケットで楽に葬れます。戦車を破壊したらまた一気にドアまで走り、ドアを爆破すれば後は楽勝です(中にも敵が居るので飛び込まないように)。

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