Xbox360ハードディスクの容量アップ

今使っているXbox360のハードディスク容量は60Gバイトと少ないため、ゲームを取り込むと10本前後しか入らず少々不便です。そこでオプション販売されている250Gバイトのハードディスクに換装してみました。

ハードディスクを交換する

Xbox360の光学ドライブの騒音には耐え難いものがあるため、ゲームする場合は必ずハードディスクに取り込んでから遊んでいます。ところがゲームを取り込むと1本で3〜7Gバイトも消費するため、現在搭載されている60Gバイトのハードディスクでは10本前後ほどしか取り込みできません。ハードディスクが一杯になると不要そうなゲームをハードディスクから削除して新しいゲームを取り込みます。しかし、たまに古いお気に入りのゲームで遊びたいときは削除されていて少々不便なのです。
そこで、オプション品として発売されている交換用のハードディスクのうち、最大容量である250Gバイトのハードディスクを購入し、60Gバイトの現用ディスクと交換してみました。なお、この記事は旧型Xbox360の記事です。最新型のXbox360Sはハードディスクの形状が異なっています。

参考までにデータ容量について事前に調べてみると、私の場合ではテストドライブ アンリミテッドの3.4Gバイトが最も小さく、モダンウォーフェア2の6.8Gが最も大きいサイズでした。ハワイのオアフ島が丸ごと入ったテストドライブが最小容量だったのは驚きでした。

▽こんな感じでパッケージされています

▽ハードディスクと転送ケーブル

▽アマゾンでも販売しています

データ移行について

ハードディスクの交換で問題となるのはデータ移行ですが、調べてみると現在販売されているオプションのハードディスクにはデータ転送用のケーブルが添付されており、このケーブルで現用のハードディスクから新しいハードディスクへ容易にデータ転送ができるようになっています。

後から気が付いたのですが、ゲームのセーブデータは新しいハードディスクに転送できますが、取り込み済みのゲームプログラムは転送されません。このため、新しいハードディスクに交換後、もう一度取り込みし直す必要があります。ゲームの取り込みは時間がかかるため、すでに取り込み済みゲームプログラムにも対応して欲しいところです。
また、Fallout3しか確認していませんが、ダウンロードコンテンツについては改めてダウンロードする必要はありませんでした。作業終了後にプレイしてみると、フォークスは後を付いて来るし、ポイントルックアウトや宇宙船に移動する事ができました。いずれもダウンロードコンテンツに含まれる要素なのでダウンロード済みのコンテンツはゲームのセーブデータと共に移動できたようです。

ハードディスクの交換手順

Xbox360のハードディスクを交換する手順はハードディスクに付属する取説に詳しく記載されています。要点は次のとおりです。

1)新しいハードディスクに付属の転送ケーブルを取り付ける。
2)本体の電源を切り、転送ケーブルを本体背面にあるコントローラ端子に接続する。
3)本体の電源を入れると転送用のユーティリティが立ち上がるので指示に従う。
4)電源を切って転送ケーブルを外し、ハードディスクを交換する。

上記手順3)で電源を投入すると、付属のディスクを入れてもいないのにデータの移動という画面が開き、「転送ケーブルの接続が確認できました。データを移動しますか?」と表示されました。取説では付属ディスクを入れる旨の記載がありますが、試したところ付属ディスクを使わずに作業を行う事ができました。おそらくXbox360のシステムが古いバージョンの場合に付属ディスクが必要なのでしょう。

最初に表示された画面では以下の三択が可能です。もし、付属ディスクを使って転送を行う場合は一度「いいえ」を選択してこの画面から抜ける必要があります。今回はこのまま作業を続けました。

はい、本体から移動します
はい、本体へ移動します
いいえ

今回は本体に古いハードディスクが付いているので「はい、本体から移動します」を選択します。すると「移動元:ハードディスク」と表示され、その内容とデータ量の一覧が表示されます。この時、「移動先」は転送ケーブルになっています。また、新しいハードディスクの空き容量は228Gバイトになっていました。

ちなみに移動する内容はこの画面のリストから要素を選び、個別に選択する事ができます。このリストに「ゲーム」という項目がありますが、表示されている容量が私の場合はたったの4.9Gバイトなのでどうやらハードディスクに取り込んだゲームのプログラム本体はこのユーティリティで移動できないようです。

私の場合、リストには「ゲーム」が277個選択されていると表示されていたのですが、あまりに多すぎます。内容を確認するためAボタンを押してゲームの選択画面に移るとなぜか、65選択に減るという謎仕様。多分ひとつのゲームで複数のセーブデータがあった場合にトップレベルのリストと選択画面での表示方法が違うのでしょう。ちょっと紛らわしいです。

移動する物がすべて選択されている事を確認して「移動する」を選択し、Aボタンを押すとデータ転送が始まります。この際、確認がありませんのでAボタンを押すと途端に転送が始まるため注意が必要です。

もし、転送中に同じデータがあったら確認のダイアログが表示されます。おまけで付いているゲームなどがこれで引っかかります。
転送時間は5分もかからずに終了しました。この時データは324件と表示されていました。そして、転送後の新しいディスクの空き容量は222Gバイトに減りました。

最後に「データの移動」ダイアログが開き、「一部のデータが移動されませんでした。移動されなかったデータを確認するには、『マイXbox』チャンネルから[システム設定]→[メモリー]の順に進み、移動元の機器をご確認ください。」と表示されました。
気持ちが悪いので一応確認してみると、ゲームの本体データ(43.9Gバイト)とシステム用アイテム(156kバイト)が古いハードディスクに残っていました。このシステム用アイテムというのはビデオブックマークデータとマーケットプレイスデータという二つのデータが含まれていました。これらのデータは削除も可能なようなのであまり重要ではなさそうです。一応選択してYボタンを押すとデータの移動ができるようなので新しいディスクに移そうとしたら、最初に表示された「データの移動」という画面が表示されました。しかし、内容も同じなのでシステム用データという種類は表示されず、結局何もできませんでした。仕方がないため、これはそのまま放置して新しいハードディスクでゲームをいくつか試してみましたが、特に問題はなさそうです。このあたりについては付属の取説には何も記載されていないので明記してもらった方がユーザーとしては安心できるのですが。

手順4)で本体の電源を切って転送ケーブルを抜き、古いハードディスクを本体から取り外します。代わりに新しいハードディスクを本体に取り付けて作業完了です。この時無線LANを利用している場合は忘れずにアダプタのケーブルを挿しておきます。そして、念ため電源を入れて[システム設定]→[メモリー]でハードディスクの空き容量と内容を確認し、問題がなければ終了です。

▽新しいハードディスクに転送ケーブルを取り付けた状態

メモリーカードによる転送より楽

以前にレッドリングオブデス(RRoD)でやられた時は、セーブデータを救済するためにメモリカードで転送するという面倒な作業を行なったので今回のように転送ケーブルによるデータ転送はとても楽チンでした。なお、調べてみたら転送ケーブル単品でも販売されていました。RRoDの時は取り込んだ音楽データは諦めたのですが、転送ケーブルを使えば音楽も動画も転送できるようなのでもっと早くから販売してくれていたら・・・。

このように転送ケーブルを使えばRRoD等によって本体に何らかの異常が生じても、本体交換を行う際のデータ移行は簡単に行えるでしょう。その場合は最初に古い本体からハードディスクを取り外してそれに転送ケーブルを接続し、新しい本体の背面端子に接続すればデータ転送が行えます。ただし、この場合は転送方向が上記と逆になりますので注意してください。つまり、転送ケーブルから本体ハードディスクへ転送するため、最初の画面で「はい、本体へ移動します」を選択します。

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