BAD COMPANY

なんかゲームネタばっかですが、Xbox360用「バトルフィールド:バッドカンパニー」をプレイしてみました。このゲームはオンラインプレイ可能なFPSで、今回はオフラインのシングルプレイモードのレビューです。
このゲームには次世代ゲームエンジン「Frostbite」を初めて搭載した点で注目度大です。

ストリー

プレイヤーはプレストン・マーロウとしてアメリカ陸軍B中隊、通称"バッドカンパニー"に配属される。バッドカンパニーとは軍のはみ出し者や厄介者が集まる部隊である。マーロウ達はバッドカンパニーで最前線の任務をこなすうちに敵部隊に傭兵の死体を発見する。そしてその死体から金塊が発見されたことにより金塊奪取へと物語は大きく趣を変えていく。

一応現代戦争物ですが、金塊が見つかった辺りから軍の任務そっちのけで金塊奪取に精を出す事になります。そして、中立国に乱入したり、おばかな大統領を誘拐(!?)したりとかなりと妙な展開になっていきます。コールオブデューティとかレインボーシックスとかはまじめすぎてイカン、という方にはお勧めです。

グラフィックス

グラフィクスはとても綺麗です。画質は甘い描画ではなく、かなりシャープな印象を受けます。また、雲を通して見る太陽はとてもドラマチックに表現されており、ヘリで飛ぶと山肌もリアルに描かれています。特に煙のようなボリュウムメトリック表現については秀逸で、モクモクと立ち上る黒煙や爆発で発生した大きな砂埃、銃弾が着弾して発生した小さな砂埃までとても自然に描画されています。

いろいろ壊せて楽しい

広大なマップの中に存在する物の多くは破壊可能です。他のゲームでもゲーム中に存在するオブジェクトを破壊することが可能な物がありますが、バッドカンパニーでは武器の強度に応じて段階的に破壊されるところが凄いです。例えば家の外壁をグレネードランチャで打てば一発目では壁の表面だけ剥がれますが、同じ所に二発目を打ち込むと穴が開き、さらにその周囲を打つと壁がどんどん崩れてゆきます。しかし、武器が戦車砲やロケットランチャだったりすると一撃で壁の大部分が吹き飛ぶ、という具合でグラフィックスの良さと相まってこれまたリアルです。なお、建物は全く壊れない部分が存在しており、完全に壊れて何も無くなるのではありません。

更に壊れるのは建物などの人工物だけでなく、林に向かって機銃掃射すると木々ばらばらっと倒れ、爆発物が爆発すると地面に穴が開きます。この穴も爆発の規模で大きさと深さが変わるようで砲撃支援を行うと着弾した地面に大穴が開くという念の入れよう。ただし、道路を穴だらけにしてしまうと車で走行し難くなってしまいます。橋も破壊できるためうっかり壊すと遠回りする羽目になります。壊し過ぎには注意しましょう。

仲間はいるけれど・・

バッドカンパニーでは仲間が三人います。残念ながら仲間に対して指示を出すことはできません。彼らはプレイヤーに従って自立的に行動しますが、回り込もうと思っていてもいきなり攻撃を始めたり、プレイヤーが操作している固定火器の前に立ったりとあまり賢いといえません。また、一人だけロケットランチャを装備していますが、車両やヘリに対してこれで積極的に攻撃してくれません。プレイヤーがランチャ類を持っていない時はこいつだけが頼りなんですが、なぜかヘリに向かってライフルを撃っています。持ってるなら貸せよ、と思わず言いたくなります。ちなみに仲間の装備は受け取れません。

武器

近代武器が登場しますがあまりハイテクな物はありません。おまけにかなりプアなシステムになっています。まず、ステージ開始時にアサルトライフルを所持していますが、事前に持つ武器を選択することはできません。持てる武器の数はかなり限られるうえ、カスタマイズ等も不可能なためこの手のゲームとしては面白みに欠けます。ただし、戦場に隠されている武器や敵を倒したときに落とした武器は交換することができます。
装備できる武器はアサルトライフル、ショットガンまたは、軽機関銃一丁と手榴弾の組み合わせになります。なお、グレーネードランチャ付きアサルトライフルは手榴弾を持てません。スナイパーライフルの場合は手榴弾の代わりにハンドガン一丁が装備されます。

補助的な武器/装備としてC4爆弾やロケットランチャ、砲撃支援装置などがありますが、所持できるのは一つだけでしかも戦場で拾う必要があります。徒歩の場合、敵車両やヘリを攻撃するにはロケットランチャか砲撃支援が必要です。もし、見つけたら必ずゲットしましょう。なお、ヘリが相手でも相手がホバリングに入った時にうまく砲撃支援を行うと撃破することができます。

コレクタブルアイテムという特別な武器がマップ内に隠されています。見つけてもその場で交換しないと発見したことになりません。ただ、がんばって探しても見つけたアイテムが記録されるだけのようです。私は全て見つけたらなんかボーナスあるかも、と思って全部差が出しましたが単に実績が貰えるだけのようです。

乗り物

マップが広いので移動には車両が無いとつらいです。地上を走行するものとしてトラックや装甲車、戦車が利用できます。水上は武装したボートが利用できます。自分で見つけることが必要ですが、いずれも移動速度を上げるだけでなく、戦力増強に役立ちます。また、特定ステージにしかありませんがヘリも操縦することもできます。

金塊を探せ

前述のコレクタブルアイテムと同様、マップに隠された金塊を探します。こちらもコレクタブルアイテム同様、単に見つけた数が記録されているだけのようです。

セーブ機能を改善して

このゲームではオートセーブしかできません。もし、戦闘で死亡した場合、最後にセーブされたマップ上の位置へ飛ばされて復活します。このときゲームの進行状況はそのままになるので単に復活する位置がセーブしたところになるだけです。ところが死亡した地点に戻るのにかなりの移動量を強いられることがしばしばありました。復活した場所の近くに車両がある場合は良いですが、戦車やヘリを相手にしていた場合等、何度も死亡する様なケースの場合は車両を使い切ってしまって泣く泣く徒歩で移動なんてことも。もうちょっと考えて欲しいです。

感想

シングルプレイ(ストリーモード)は肝心のストリーの内容が短くて、ゲームシステムも不満が多いです。私はマルチプレイはプレイしていませんが、どちらかと言うとこのゲームはマルチプレイの方が良いのかもしれません。しかし、新しいゲームエンジンFrostbiteの威力は素晴らしく今後も期待できそうです。できれば壁抜きも入れてくれると最高かと思います。

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