インターネットバンクで口座を開いてみた

今の仕事を退職したらネット上で商売を始めたいのですが、その事業用に使う銀行口座を申し込んでみました。

どの銀行にするか

基本的にインターネットで取引ができるネットバンクとしたいのですが、スパイウェアによる被害などが発生している事を考えると普通のパスワードだけのところは不安があります。そこで最近、時々話を聞くワンタイムパスワードを使える銀行を前提としていろいろ検討した結果、今回はジャパンネット銀行を選びました。
選択の理由として、ワンタイムパスワードを発生さるトークンが無償で配布されること、24時間取引できること、個人事業主でも申し込めば口座の名義に屋号が使えることでしょうか。
ただし、メリットも多いのですが放置すると口座維持手数料(189円/月)がかかるために10万円以上預金しておくか、この手数料を無料にできる提携サービスを申し込む等をしないとかなりつらいです。また、ジャパンネット銀行で屋号を使用したい場合はそのホームページが審査されるため、ネットショップをしたいとき等はオープンしてから申し込みをする必要があります。事業用のサイトが無い場合はまず個人名義で口座を作っておき、その後法人または個人事業での口座を作ることができるとのことなので私もまず個人口座から始めます。

ワンタイムパスワードとは

ワンタイムパスワードとは一回切りまたは非常に短時間の間有効なパスワードをハード的、もしくはソフト的に発生させて利用するものです。
ジャパンネット銀行ではハード的にパスワードを発生させる方式を採用しており、そのパスワードを発生させる装置をトークンといいます。このトークンには小さな液晶画面があり、6桁の数字が表示されています。この数字がワンタイムパスワードなのですが、1分毎にパスワードが更新されて数字が変わっていきます。パスワードは一見ランダムに変更されていますが、時刻と相関があるそうでサーバー側でユーザーが入力したパスワードが現在の正しいパスワードか判別できるようになっています。仮にパスワードが盗まれたとしても、そのパスワードが有効なのはわずか1分の間だけなので単なるパスワードよりははるかに安全性が増していると考えられます。

申し込みは簡単、でも資料の郵送が必要

口座開設の申し込みはジャパンネット銀行のホームページで行います。この申し込みはフォームに住所等を入力するだけで簡単に終わりますが、その登録内容をサーバー側でPDFファイルに変換してくれるのでダウンロードして印刷、署名が必要です。署名したら本人確認資料(免許証のコピー等)を貼り付け、ジャパンネット銀行に郵送します。もし、印刷出来ない場合はジャパンネット銀行から郵送してもらうこともできます。

ところで、印刷した申込書には押印が一切不要です。したがって銀行印を用意する必要もありませんのでこの点もいいかなと思います。

一週間でキャッシュカードが届きました

私の場合、先週の日曜日にホームページ上で申し込みを行い、翌日の月曜日の朝に申込書を投函しました。一週間後の今日、キャッシュカードとトークンが別々に到着しました。この間、申込書が届いたとか、キャッシュカードを発送したとかメールで連絡があるため進行状況が分かって安心です。

届いたカードとトークンで早速ジャパンネット銀行のホームページでログインを行い、初期登録を行いました。おもしろいことにネット上の銀行なのに支店名があります。しかも、支店名は「すずめ」と面白いネーミングでさすがバーチャルな支店です。

▽カードが届きました
1009-jpnnet-001
▽これがトークン
1009-jpnnet-002
※カードの名義や口座番号はぼかしてあります。また、トークンに表示されているワンタイムパスワードはGIMPを使って仮想の値に修正しています。

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