CMSをさわってみた4

長々とやってきた「CMSをさわってみた」シリーズは今回で最後。いや結論が出た訳ではないけど。
そして今回初めて前回と前々回のタイトルに恥ずかしい誤字があるのを発見(笑)コピペしていたので・・

Joomla!

管理画面はアイコンを多用して分かりやすい。
静的ページとは別にセクションという機能でページを作成できる。カテゴリーも設定できるが一階層のみ。
ブログ機能は持たないが、代わりにJD-WordPressというWordPressをコンポーネント化したものがあったので入れてみた。サイドバーとかは別になっているようで記事部分だけ表示できたが、記事のヘッダ部分の一部が文字化けして?マークになってしまった。どこか設定をさわらないとダメかもしれない。

公式サイト:http://www.joomla.org/
公式日本語サイト:http://www.joomla.jp/

TYPO3(日本語化必要)

TYPO3は高機能なCMSの代名詞らしい。
管理画面を一目見て、これ使いたい!と思った。しかし、難解な部分が多くちょっと触ったぐらいではページに文字を表示することすらままならない・・・
構築するサイトはページをツリー表示してくれるので全容が掴みやすい。サイト構築はこのツリーにページを追加し、そのページにテンプレートの設定やコンテンツの追加を行なう。が、コンテンツをページ上に表示するためにはタイポスプリクトというスクリプト(スクリプトというよりはオブジョクトプロパティみたいだが・・)を記入する必要があるのでこれを使えるようにならないと思い通りにページを作成できない。日本語の解説本があればがんばってみるのだか・・。

最近TYPO3 JapanとTYPO3ジャパンユーザーズグループが発足したので今後日本語の情報が増えるかも。

公式サイト:http://typo3.org/
日本語参考サイト:http://www.typo3.co.jp/
日本語参考サイト:http://www.typo3.jp/

toendaCMS(日本語化必要、自分で和訳が必要です)

充実したニュース機能をブログの代替として使用でき、ドキュメント機能が充実している。また、コンテンツを異なった言語で用意しておけば、閲覧者が言語を選択するだけでその言語のページだけを表示するような多言語サイトを簡単に構築できる。しかし、フォーラムや掲示板の機能は持たないのでコミュニティ用途には向かない。

CMSとして高機能なタイプではないのでカスタマイズ性は低いが、提供されている機能で済む場合はとても使い勝手が良い。
実はこのtoendaCMSには日本語の言語ファイルは公式、非公式共に現段階で無いようだ。言語に英語を指定した状態でもコンテンツを日本語で作成すれば日本語で表示されるので言語ファイルを作成すれば・・・

ところで今回テストしたのはバージョン1.6だが、このバージョンのコリリースネームは「Osaka」、前バージョンは「Shizuoka」、そして来年リリース予定のバージョン2.0は「Hiroshima」。なぜだか分からないが日本の都市の名前が使われている。ちなみにサイトで利用する文字コードの選択ではシフトJISなんていう選択肢もある(ちゃんと表示できるのかは不明)。toendaCMSのサイトには大阪と広島について簡単な説明まであった。開発者は日本かぶれなのだろうか(笑)

良い点
・フレンドリーURLが使用可能。
・ニュース機能はコメント、トラックバック、各種フィード作成、XML-RPC(MetaWeblog API)が使える。
・管理画面にはサイトに表示するためのリンクメニューをツリー表示しているのでメニュー構造が把握しやすく、クリックするとそのページの編集画面へ移動できるためスピーディに目的のページを編集できる。

悪い点
・日本語の言語ファイルが無いので、日本語で表示させる場合は言語ファイルを自分で作成する必要がある。ただし、ユーザーの表示名に日本語を使用した場合、管理画面などで一部で文字化けが見られる。
・日付の表示方法に日本で一般的に使用される、年月日の順に並ぶ表示形式が無い。
・現在のところ機能を拡張するモジュールがほとんど無いので拡張性に乏しい。

公式サイト:http://www.toendacms.com/

CMS made simple

インストール後、サイトとユーザーの言語設定を日本語に変更すると日本語の表示となる。日本語の言語ファイルはコアに含まれているので追加する必要は無い。

名前どおりシンプルかと思いきや、コアの機能は意外に豊富で拡張性が高い。
ページ主体でサイトを構築できることやユーザー定義のタグで拡張できるので使用感はMODxやTYPO3に通じるものがある。
MODxやTYPO3の場合はサイト構造はツリー形式で表示されるが、CMS made simpleはリスト形式となる。個人的にはリスト形式の方が使いやすいと感じた。また、ページのコンテンツはテキストやHTMLを書くか、モジュールの機能を割り当てることができる。PHPを書くことができれば簡単な処理はユーザー定義のタグを定義すればモジュールに頼らずとも機能を追加できる。コアのイベントにもタグを関連付けることができるのでシンプルながら便利そう。(うーん、PHP勉強しようかな・・)

公開されているモジュールはかなりの種類があるが、基本的には日本語未対応である。それと多くのモジュールは機能的にシンプルすぎる(笑)。コアはシンプルでもモジュールは多機能、高機能でも良いと思うが・・

良い点
・フレンドリーURLが使用可能。
・ページ毎にテンプレートを割り当てることができ、PHPさえ書くことができれば簡単に機能を追加できる。
・サイト構造が把握しやすく、構築とメンテが楽そう。

悪い点
・モジュールは自分で言語ファイルを作る必要がある。

公式サイト:http://cmsmadesimple.org/

今までに紹介したCMS以外にもいくつか試してみたけどあんまりパッとしないので割愛。
とりあえず気に入ったのは、xaraya、e-107CMS、toendaCMS、CMS made simple辺り。xarayaはぜひ使って見たかったが安定性とレスポンスの問題があるので多分パス。残りの三つも手放しでOKではないのでとても悩みそう。

※この記事は旧ブログ-レンズの向こう(@ブログ人)にて公開していたものです。

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