Afinaでバッファローの無線LANカードを使う

古いノートパソコン、ソーテックAfina(AQ7220)にUbuntu8.04をインストールして使用していましたが、9.10にアップデートしたついでにこれまた古いバッファローの無線LANカードWLI-CB-G54を使ってネットワークに接続するようにしてみました。その際、LANカードを挿しただけではうまく動かなかったので対策をメモっておきます。

Ubuntu9.10は軽くなっている?

元々AfinaでUbuntu8.04を使うと少し重い感じがしていたので軽いディスクトップ環境Xfceを追加して使っていました。今回、Ubuntu9.10にアップグレードしたら8.04よりかなり軽く感じました。ということでしばらくGNOMEのままで使ってみます。ちなみに今回はハードディスクのフォーマットをEXT3からEXT4に変更するため、クリーンインストールしています。

無線LANの導入

Afina(旧ソーテック、現在はオンキョーのAQ7220)は少し古い機種なので今時のノートパソコンの様に無線LANインターフェースが内蔵されていません。このため、Ubuntu8.04では有線LANでネットワークに接続していましたが、9.10にアップグレードしたついでに使っていない無線LANカード(バッファロー、WLI-CB-G54)でネットワークに接続するようにしてみました。

無線LANカードを挿しても反応なし

試しに無線LANカードを挿してみるとカードにある電源LEDすら点灯しない状態です。また、ネットワークアプレットを見てみると無線LANカード自体が認識されていないようです。仕方がないのでログを確認してみると、カードを挿した時の検出はされており、自動でドライバをロードしようとしているのですが、途中で「ucode4.fw」というファイルが見つからずにエラーになっていました。

対策

ググってみるとバグ報告がされていたのでそこに書かれていた方法を試みました。なお、これは有線LANでインターネットに接続しておく必要があります。
やり方は簡単で、端末から下記のコマンドを入力するだけです。

$ sudo apt-get install b43-fwcutter

コマンドを入力すると、「パッケージの設定」というのが表示されます。これによるとライセンスの関係で同時に出荷することができないファームウェアを抽出してインストールするようです。「はい」を選択すると自動的にbroadcom-wl-4.150.10.5.tar.bz2というファイルをダウンロードしてきて、ファイルが見つからなかったディレクトリ「b43legacy」に展開してくれます。展開時のログを見ていると、たくさんのファイルが展開されますが、先ほどエラーの原因となったucode4.fwも含まれていました。

ファイルの展開が終わったら、無線LANカードを挿してみます。カードの電源とリンクLEDが無事に点灯しました。また、ネットワークマネージャアプレットにも周囲の無線LANが表示されました。この時のネットワークマネージャのスクリーンショットを参考までに貼っておきます。後は通常どおり無線LANの設定を「ネットワーク接続」で行うと無線LANで接続できるようになりました。

▽ネットワークマネージャアプレット(SSIDは消してあります)
0912-afina-wlan01

アップデートしたけれど

せっかくバージョンアップしたAfinaなんですが、最近DVDマルチドライブの調子が悪くて今回も9.10のインストール時にCDのアクセスが出来なくなることもありました。現在は現役を引退してテストなんかに使っているのですが、買ってからそろそろ6年ぐらいになるのでそろそろ寿命かな。

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